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Vol.04 いそごを元気にする会 会報

市民の命を守る防災【崖地】

東日本大震災の被災地・宮城県に3年間復興活動をした経験から、地域の防災力を高めるのは地域の「備える力」と「支え合う力」だと実感しました。地形的な課題を抱えるいそごだからこそ、ハードとソフトの両面から、災害に強いまちをつくります。

紙面をクリックすると拡大表示されます。左右の矢印で前後の号に移動できます。以下は同じ内容をテキストでまとめたものです。

防災庁ができると、横浜市の防災政策はどのように変わる?

2026年に設置される防災庁は、災害対応の司令塔として、事前防災・迅速な復旧・復興を強化する国の組織です。

横浜市の防災政策への影響として、国の支援・財政措置の充実、最新のリスク評価・情報提供、広域連携・人材育成の推進、デジタル技術の活用(防災DX)、大規模災害時の迅速な支援体制が期待されます。

防災力を高めるために必要なこと

ハード・ソフト・地域の力という三本柱で考えます。

ハード対策は、まちの安全性を高める取組です。崖地の調査・点検の強化、危険箇所の対策工事の推進、雨水排水施設の整備、老朽化した擁壁の更新が挙げられます。

ソフト対策は、人の備える力を高める取組です。避難情報の迅速・正確な発信、ハザードマップの周知・更新、住民の防災訓練の充実、防災アプリ・気象情報の活用が重要です。

地域での支え合いは、共助の力を育てる取組です。町内会・自治会との連携強化、要支援者の個別計画の整備、地域の見守り体制づくり、地域の防災リーダーの育成を進めます。

磯子区の災害事例 2026年9月の台風による崖崩れ

2026年9月に接近した台風の影響により、磯子区内で崖崩れが発生しました。住宅や道路に被害が生じ、地域住民の生活に大きな影響が出ました。

横浜市磯子区の発表資料によると、発生時期は2026年9月の台風接近時の大雨、発生場所は磯子区内の住宅地の崖地です。住宅の一部が損壊し、道路の通行規制が行われ、周辺住民が一時避難しました。人的被害はありませんでした。

横浜市は危険な崖の対処をどうしているのか

横浜市では、土砂災害から市民の命を守るため、さまざまな制度を活用して崖地の対策を進めています。私有地の崖でも、条件を満たせば公的支援を受けられます。

防災対策工事助成は、崩れの危険性が高い崖の本格的な対策工事が対象で、工事費の3分の1等・上限400万円です。減災対策工事助成は、比較的小規模な崖の対策工事が対象で、工事費の2分の1等・上限100万円(一部50万円)です。

このほか、神奈川県の急傾斜地崩壊対策事業では、一定の要件を満たす危険な崖地について県が対策工事を実施します。道路に面する崖については、対応が困難な場合に道路を守る観点から市が対策を行うことがあります。危険箇所の調査・点検を行い、ハザードマップや避難情報で市民にお知らせする取組も進んでいます。

この号の要点

  • 2026年設置の防災庁で、国の支援や広域連携が強化される
  • ハード・ソフト・地域の支え合いの三本柱で備える
  • 2026年9月の台風で磯子区内でも崖崩れが発生
  • 私有地の崖でも、条件を満たせば助成を受けられる

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